【再現像】青と夏
9月下旬になっても夏の余韻が残る南国鹿児島。半袖で過ごしても朝がだらだらと垂れてくるほどのうだる暑さだ。
ほんの少しの間、車のエンジンを切るだけで車内は熱気に覆われてしまう。常にエアコンはフル稼働不可避だ。
そんな中、この日も桜島は平常運転。
元気にモクモクと噴煙を吐き続けている。
鹿児島市内へと風に押し流されていくのが容易に見てとれるほどに常時灰を吹き出しているのである。
415系 (鹿児島車両センター所属)
比較的"風"が強く、すぐに市内側へと流されてしまったのが少々残念だった。
秋口の湿度が比較的低いこの時期でも桜島までクッキリとはいかない難しさ。鹿児島はやはりなかなか単位を取らせてはくれない。
それにしても今の写真技術というものは凄いもので、半逆光下で撮った写真も軽く編集するだけで息を吹き返す。
自然な色合い、質感を目指して試行錯誤を重ねた末に、やっと納得のいくテイストに仕上げることができた。
(2019.10.11)